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■はじめに。
私のデジタル画像の修正方法をご説明いたします。その前に、私はWindowsのパソコンを使用していますが、モニターの色温度はsRGBカラーもしくは5000kに設定しています。モニターの工場出荷では9000kぐらいに設定してあるのが多く、かなり青みがかっていると判断してください。
使用しているデジタルカメラですが、私は一眼レフデジタルカメラをマニュアル設定で使用していますが、一般的な300万画素から500万画素のカメラでも画像修正方法は同じです。いろんなデジタルカメラが各メーカーから出ていますが、撮影は最高画質の設定で撮りましょう。そのカメラにRowやTIFFが備わっていれば迷わずその画質で撮影することをおすすめいたします。また、マニュアルモードがついていれば、それを勉強しましょう。ピントの合っている範囲の設定(被写界深度)も自由に調整でき、表現が広がります。商品撮影にフラッシュは使用しません。なぜなら写真に凹凸がなくなります。通常私達が品物を見ている時に真横からの照明をあてているお店はまずありません。写真撮影方法は別の項目で述べるとしまして、撮影に照明は非常に重要です。良いカメラほど見た目どおりに写るので、撮影する前に影の出来具合など、照明を工夫して確かめて見ましょう。 |
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■オート撮影で起こりがちな失敗 |
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オート撮影葉 |
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フラッシュ撮影葉 |
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オート撮影黒い被写体 |
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■よくある失敗例
デジタルカメラで撮影すると、このように写るのが当たり前と思っていたらそれはまったく違います。カメラでマニュアル設定すればほとんど修正の必要ない写真も撮れますが、オートでは、被写体の明るさをデジタルカメラが勝手に判断し、白い面積が多いとグレーに写し、黒い部分が多くてもグレーに写るようにオートは設定されているからです。単純に被写体にグレーぐらいの明るさならそれに近い写真に写ります。 |
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■「オート撮影葉」を「Adobe Photoshop CS 」で修正してみます。 使用するツールは「トーンカーブ」と「レベル補正」です。 |
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「Adobe Photoshop CS 」以外のソフトでも、RGBを調整する機能がついていると思いますが、今回はRGBを同時に修正してみましたが、ホワイトバランスなどが合っていなければ、R(レッド)G(グリーン)B(ブルー)の色を上に上げたり下げたりで調整します。最後に、「レベル補正」でスライダーを適当な方向へ移動させて完成させます。RGBカラーの画像調整について |
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■左の写真が実際の本の色です。左の写真はオート撮影した画像をトーンカーブだけで修正してみました。本来はマニュアル撮影でマイナス補正すれば修正しなくても可能です。マニュアル撮影時にはファインダーの中に写る被写体が白い部分がおおければプラス補正し、黒い部分が多ければマイナス補正しています。私は勘で補正値を変えて何枚か撮っています。 |
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近所でよく行くお店で撮影しましたが、この場合店内は暗いのですがカメラのISO感度を上げて手持ちで撮影しています。電球の照明で暗いと写真が赤っぽくなります。
この写真を「トーンカーブ」で修正してみます。この場合は「トーンカーブ」でRGBをS字カーブにしR(赤)を少し下にさげ
B(ブルー)を少し上に上げてみます。 |
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■この場合は、トーンカーブだけで修正してみましたが、赤い色を減色し青い色を増やしてみました。 |
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■画像のゆがみ修正
広角側のレンズで撮影しますと、よく魚眼レンズで撮ったように画像がゆがみますが私の使用している「Adobe Photoshop CS 」なら簡単に修正できます。 |
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近くを広角レンズで撮影すると上の左の写真のように、よくゆがみます。それも自然に見えますが気になる方は、右の写真のようにゆがみさえ取り除くことが可能です。画像の傾きは、自由回転で角度入力により細かく修正します。画像にグリッドを表示させておきますと便利です。 |
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■最後に左の写真は、トップバナーに使用した画像ですがこれは無修正です。カメラのマニュアル操作でシャッター速度や露出を違えて撮りその中の一枚をのせてみました。真上から照明をあてていますが、影が柔らかくでるように工夫しています。
※ 背景にはグラデーション用紙を使用しています。 |
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